「仕立て替え」その2 ”色かけ”

40数年前にお買い求められた着物を地味に出来ないか? との相談です。

これが相談のキモノです。

白地に、紫、赤、緑 などの露柴柄小紋袷です。赤いボカシの八掛が付いています。

八掛の上に乗せているベージュ色を引き染することにしました。

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着物、八掛を解き、反物状態にして京都の染元へ送ります。

一か月後に染め上がってきました。

地色は見本のベージュになり、柄色もすべての色が少しくすんでいます。

赤かった八掛もベージュ色に染めて、落ち着きある小紋が出来ると思います。

お客様にも気に入っていただけて、仕立て上がるのが楽しみです。

皆様も参考にしてください。