前回は”綿紅梅ゆかた”を紹介したので、
今回は絹紅梅ゆかた(きもの)を紹介します。
帯は型絵染の名古屋帯をコーディネートしています。
帯の素材は絹100%です。
竺仙の絹紅梅は、約5㎜間隔に太めの綿糸を格子状に織り込み、地の部分に縦4本、緯7本の細い絹糸を織り込んでいます。まるで、セミの羽のように軽く、清涼感溢れる透け感ある織物です。
絹85% 綿15%
透け感がおわかりでしょう?!
この柄は、小さなもみじの吹き寄せ文様です。
染加工は、江戸小紋同様の手付けの型置き後に、”しごき染め”で仕上げています。
染め難い凸凹の紅梅の生地のもかかわらず、型紙を使用して繊細な柄を染め上げています。
麻の長襦袢をを着て、夏のお洒落着物としての着用をお勧めします。
数少なくなった夏キモノの一つと言えます。