木の皮を繊維の素材として織り上げられた古代布の一つが、しな布です。
自らの腰で経糸を張る地機(じばた)で今なお細々と織られた帯の紹介です。
越後片貝木綿のキモノにシナ布帯をコーディネートしてみました。
木の繊維の帯と綿花のキモノ、どちらも植物繊維から成り、相性抜群だと思います。
シナ布は夏帯の素材ですが、私が最初に出会った頃(35年位前)は、
初夏から夏に締めるとよいと聞いていた記憶がありますが、今では、
素材、色合いが合えば春先のヒトエから秋口のヒトエまで十分にお勧めしています。
ただし、シナ布は木の繊維のため、絹のやわらかいキモノに数多く締めると
キモノが擦り切れる心配があります。
麻や綿の植物繊維にコーディネートされることをお勧めします。
今では少なくなった、本パナマのゾーリです。太緒を誂えて履きやすく作られています。
この様な装いでランチでも楽しみませんか?
参考にしてください。