梅雨時期らしいうっとうしい日ですね。
生産量が極めて少ない”からむしの帯”の紹介です。
「からむし」とは、上布、
つまり麻の最高級衣料の素材となる青苧(あおそ)のことを言います。
苧麻と呼ばれるイラクサ科の植物から取り出した繊維製品である青苧。
もともと熱帯アジアが原産で、日本には北海道以外の全国に自生しておりました。
生成り色の織柄無地帯は、夏場のどのようなお色柄の御着物とも調和がとれ、
夏ならではの、素材感あふれるお洒落を楽しませてくれます
越後産の青苧は大変有名で、
麻布といえば「越後の青苧」という観念が存在していたほどでした。
ここでは、紗紬生地に雪輪柄を染めた着物の合わせてみました。
年齢層も幅広く、単衣の着物から盛夏までカジュアルなおしゃれを十分に楽しめるでしょう!