梅雨の晴れ間は、今日も気温30度位なりましたね。
6月の中旬の装いは、完全に盛夏用ですね。
ここに紹介する着物は、透けて見える盛夏用のきものです。
絹芭蕉盛夏用の生地に江戸小紋柄が染められています。
絹芭蕉布とは、絹素材でありながら芭蕉布のような硬さと
シャリ感があり夏用生地として重宝されています。
硬さは、絹素材である分少し柔らかさがあり染め加工するにしても扱いやすい生地です。
生地の透け具合が解っていただけると思います。
点々と紬生地に見られる節もあり、生紬の夏用生地と考えればよいかと思います。
染め名古屋帯は、本絞りで型とられたなかを泥金のメダカが泳いでいます。
墨書きされた木賊もより一層涼しさを演出していますね。
この様な装いに出会うと、後ろからついていき暫らく眺めていたい気分ですね。
参考にして下さい。